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研究部長・政策部長、連名談話 「チラーヂンSの緊急輸入・海外支援要請を緊急に」

チラーヂンSの緊急輸入・海外支援要請を緊急に

 

神奈川県保険医協会

研究部長  森 壽生

政策部長  桑島 政臣


 東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

 今回の大地震により、医療においても大きな影響が次々と起きております。被災者の保険診療や、人工透析の確保、計画停電による在宅人工呼吸療法患者の対応、物流の停止による医薬品供給、小児のノロウィルスの発生など想定外のことが連続しています。政府・関係機関はじめ対応方に尽力されていますが、緊急に対応が必要な新たな問題、「チラーヂンSの供給停止の危険性」が生じており、政府・関係方面に対応を強く求めるものです。

 

 甲状腺機能低下症などの治療薬チラーヂンSはあすか製薬が98%を製造販売しており、その生産は福島県いわき市の「いわき工場」でおこなわれています。今回の地震で生産設備に被害が発生し、安定供給のメドがたっておりません。

 

 この医薬品の半減期は7~10日程度ですので、早期に供給に関する代替措置をとらないかぎり、服用者30万人の国内の患者の命が確実に危険にさらされます。

 

 この危急事態を踏まえ、チラーヂンSに関し海外からの緊急輸入と海外への支援要請が喫緊です。一刻も早い政府の行動と、その際の関税や薬事承認などの緩和など超法規的措置が肝要となっております。

 

 日本は、かつて1960年代にソ連とカナダからポリオの生ワクチンを1,300万人分、超法規的に政府が輸入をした先例もあります。

 

 政府・関係方面の英断を強くお願いします。

2011年3月16日