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横須賀社保協で共通番号制の問題について講演しました

20120129yokosukasyahokyou.jpg 横須賀市社会保障推進協議会(横須賀社保協)からの依頼をいただき、2012年1月29日に同会主催の学習会で講演しました。「共通番号制の問題点~あなたのマイナンバーってなんなの」をテーマに、神奈川県保険医協会の知念事務局主幹が講師を務めました。当日は市民の方など48名が参加されました。

 

 知念氏ははじめに番号制の概要を説明。単に国民ひとり一人に付番するだけではない。番号を鍵として住基ネットよりも広範な情報を収集・管理・利活用するというもの。『管理社会』構築のためのITを駆使したネットワーク・データベースであると説きました。

 

 次に、番号制と社会保障と税の一体改革の関係性を説明。どちらも狙いは「医療・社会保障の給付抑制と市場化」にあり、番号制は政府にとって一体改革実現のための重要なインフラであると指摘。 特に、番号制を前提に導入が検討されている「総合合算制度(仮称)」は、財界の熱望する「社会保障個人会計」と同じ仕組み。負担の範囲内に公的医療の給付抑制を狙っていると強調しました。

 

 その他、共通番号制の問題は医療・社会保障に止まらず、プライバシー権の侵害、情報漏えい等に繋がる恐れがあると説明。また、納税者番号として個人の所得・資産情報を丸裸にされ、企業に利活用される危険性などを指摘しました。

 

 最後に知念氏は、消費税増税やTPPに国民の関心が集まる今、気付かぬうちに法案成立という事態になりかねないと懸念。番号制の問題点を顕在化し、導入阻止の運動を強める必要性を説きました。

 

(2012年2月15日号 神奈川県保険医新聞より)