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認知症患者の治療、擬態語が効果的 川崎支部、医科・歯科連携研究会 

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 川崎支部は1月17日、第13回目となる医科歯科連携研究会を開催。講師は、東京都健康長寿医療センター研究所研究員で歯科医師の枝広あや子氏が務め、「認知症患者の歯科治療~医科からのつなぎのポイント・歯科での治療の実際~」をテーマに15名が参加した。

 氏は、認知機能低下で歯磨きが上手くできなくなったり、口腔を大きく動かさなくなることで歯周病の増加や咀嚼機能が低下するとし、認知症患者の症例を多数提示。薬剤を飲みこめないこと(薬剤残留)による潰瘍発生症例や、認知症重症化で嚥下困難となった症例を動画で視覚的に説明した。また、認知症患者には擬態語を用いた共感覚的表現で接することが効果的(「うがいをしてください」→「ぶくぶくうがいを~」)等のポイントを披露した。また、認知症軽度段階での医科歯科連携が患者の最後の希望・尊厳である「快適に食べること」を支えると強調し、医科から歯科への早期の情報共有や、医科における患者(家族)への口腔ケア・歯科受診推奨が非常に重要であると結んだ。

(神奈川県保険医新聞2020年2月15日号より抜粋)