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時局学習会 猿田氏「ワシントン拡声器」の実態と、新たな外交ルートの展望を語る

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 神奈川県保険医協会・政策部は2017年5月12日、「新たな日米外交を拓く―『外圧』の舞台裏を斬る―」をテーマに新外交イニシアティブ事務局長・弁護士の猿田佐世氏を講師に時局学習会を開催。医師、歯科医師ほかフリーライター、新聞OB 9条の会など21名が参加した。

 猿田氏は人口65万人のワシントンでの知日派30名程度の声を、渡米した保守政治家や外務官僚が米国の声として日本にもたらしている「ワシントン拡声器」の実態を詳述。米国で斜陽産業の原発や、大統領候補全員が「反対」だったTPP、アーミテージ氏が別の「プランB」の必要性に言及していた辺野古米軍基地移転などを上げ、一部の既得権益勢力の声が「アメリカ」の声とされていることを指摘。(1)同盟強化、(2)米軍のプレゼンス維持、(3)自由貿易追及へ、日本政府から知日派やCSIS(米国戦略問題研究所)へ巨額の資金提供がなされている事実やTPPでの日本貿易振興機構のロビー工作内容を披瀝した。

 猿田氏は、運動の声を政治のレベルに載せる政策提言をするシンクタンクなどの中間層が日本は脆弱とも指摘。自身が稲嶺名護市長に同行し、米国での会見・会談をセットしニューヨークタイムズの1面を飾り、国防権限法案で「辺野古が唯一の選択」を削除させる成果を上げたことを力説。主義・主張、思想が違っても「テーマ」で各層各界と繋がっていくことで新たな道が拓けていくと可能性、実現性を説いた。

(神奈川県保険医新聞2017年6月5日号より抜粋)