保険医協会とは
戦後まもなく、国民が安心して医療を受けられる医療保険制度の普及と改善をめざし、医師たちの自主的な活動が始められました。その後、国民皆保険制度が実現する中で、保険医の切実な要求として診療報酬の引き上げ、合理的な医業税制の確立、不当な審査・指導の改善などが叫ばれました。
こうした保険医の要求を自らの運動によって実現させたのが保険医協会です。
各県につくられた保険医協会は「開業医師、歯科医師の生活と権利を守る」とともに「保険医療の充実・改善を通じて国民医療を守る」ことを目的に活動を進め、全国組織として1969年に全国保険医団体連合会(保団連)を結成しました。会員数は全国で約10万人となっています。
神奈川県保険医協会は1963年に結成し、県下においては現在医師・歯科医師合わせて約5,400名が加入しています。保険医協会・保団連は、開業医の立場であらゆるニーズにお応えしています。

医師会・歯科医師会との違いは?
医師会・歯科医師会は学術の普及、公衆衛生の向上を図る学術団体であり、行政の仕事にかかわる公益団体です。保険医協会は、保険医の経営・生活と権利を守り、国民医療の充実と向上を目的にしている任意の団体です。神奈川県保険医協会は、保険医の要求を実現し、国民医療向上を目指す立場から医師会・歯科医師会との協力・共同をすすめることを重視し、懇談を持つなど連携をとるよう努力しています。