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マイナ保険証 何が問題なの?(2)

医療機関でも大混乱 オンライン資格確認の原則義務化

 マイナンバーカードの券面には健康保険の資格情報は書いていません。カードに内臓されたICチップを読み取り、別のところにあるコンピューターから資格情報を読みだしてきて確認する必要が出てきました。国はマイナ保険証で病院にかかることができるようにするため、医療機関の窓口に読み取り装置(カードリーダー)を設置し、患者さんの保険資格を確認させる「オンライン資格確認」を義務化しました。

 

 しかしこのオンライン資格確認では、パソコンなどの機器の不調やデータの間違い、文字コードの未対応など、エラーが多数出ることになりました。中には保険者側で保険資格を紐づけできておらず、受付で「無効」などと表示され、本来は一部負担で済むその日の会計を、患者さんに全額負担していただくことになるなど実害も出ています。一度に大きなお金が必要になると、対応できない患者さんも出てしまうので、これも医療にかかりにくくしてしまう大問題となります。また、お金の件では患者さんとトラブルに発展してしまうこともあり、医療機関の受付の方は不安に感じています。

 

  

 たとえエラーが出ても、患者さんが保険証もお持ちであれば、医療機関の受付の方が対応して患者さんに大きな負担をさせることを防ぐことができます。現場の受付の方はできる限り柔軟な対応をして、患者さんのスムーズな受診に力を注いでいますが、オンライン資格確認ではコンピュータの操作に不慣れな患者さんのサポートにも人手がかかることになりました。7割超の医療機関で、負担が増えたといっています。

 

 何より、他人の医療情報と誤って紐づけされてしまっていると、目指すべき質の高い医療とならず、患者さんを危険にさらすことにもつながります。

 

 

 


 

「健康保険証を残してください請願署名」へのご協力をお願いいたします!

保険証新署名サムネイル.png

 

医療機関でも大混乱 オンライン資格確認の原則義務化

 マイナンバーカードの券面には健康保険の資格情報は書いていません。カードに内臓されたICチップを読み取り、別のところにあるコンピューターから資格情報を読みだしてきて確認する必要が出てきました。国はマイナ保険証で病院にかかることができるようにするため、医療機関の窓口に読み取り装置(カードリーダー)を設置し、患者さんの保険資格を確認させる「オンライン資格確認」を義務化しました。

 

 しかしこのオンライン資格確認では、パソコンなどの機器の不調やデータの間違い、文字コードの未対応など、エラーが多数出ることになりました。中には保険者側で保険資格を紐づけできておらず、受付で「無効」などと表示され、本来は一部負担で済むその日の会計を、患者さんに全額負担していただくことになるなど実害も出ています。一度に大きなお金が必要になると、対応できない患者さんも出てしまうので、これも医療にかかりにくくしてしまう大問題となります。また、お金の件では患者さんとトラブルに発展してしまうこともあり、医療機関の受付の方は不安に感じています。

 

  

 たとえエラーが出ても、患者さんが保険証もお持ちであれば、医療機関の受付の方が対応して患者さんに大きな負担をさせることを防ぐことができます。現場の受付の方はできる限り柔軟な対応をして、患者さんのスムーズな受診に力を注いでいますが、オンライン資格確認ではコンピュータの操作に不慣れな患者さんのサポートにも人手がかかることになりました。7割超の医療機関で、負担が増えたといっています。

 

 何より、他人の医療情報と誤って紐づけされてしまっていると、目指すべき質の高い医療とならず、患者さんを危険にさらすことにもつながります。

 

 

 


 

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