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魚類実態調査で記者会見 横須賀米軍基地前 今年もX線異常 

20110119.JPG 神奈川県保険医協会・公害環境対策部が毎年実施している、魚類実態調査報告の記者会見が2011年1月19日、県政記者クラブで行われた。昨年11月28日、横須賀米軍基地前(ヴェルニー公園)と長浦湾、鶴見川河口の3ヶ所で実施したハゼの調査結果を野本・公害環境対策部副部長が報告、当日は新聞社4社とテレビ神奈川が出席した。その模様を毎日、神奈川、赤旗の各紙が報道した。

 今回の調査では米軍横須賀基地前のマハゼ5匹中1匹(20%)に骨曲がりがあり長浦、鶴見川河口ではX線異常(骨曲がり)や外観異常はなかった。記者会見では過去13年の横須賀米軍基地前でのマハゼ総数392匹中、X線異常95匹(24.2%)、外観異常136匹(34.7%)を過去10年間の横浜港・鶴見川河口の総数864匹中、X線異常22匹(2.5%)、外観異常2匹(0.2%)と比較し、米軍横須賀基地前の調査結果を「数にかかわらず毎回の調査でX線異常が出ていることは驚くべき状況だ」と指摘した。

 

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2011年2月5日号・第1815号)