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公害環境対策部が記者発表 横須賀基地前 マハゼ6割に背曲り

 神奈川県保険医協会・公害環境対策部は2009年1月28日、協会が昨年11月に行った魚類実態調査について、県庁にて記者会見を行った。野本公害環境対策部長は、米軍横須賀基地前にあるヴェルニー公園で釣れたマハゼ36匹中23匹(63・9%)にX線異常(骨曲がり)、6匹(16・7%)に外観異常(弯曲)があったと発表した。

 今回の調査では、ヴェルニー公園のX線異常群では内臓のPCB4・40ppmであった。PCBの暫定基準値は可食部で2・4ppmである。これら骨曲がりの多数の原因は、原子力空母ジョージワシントン配備のために07年8月から1年に渡って浚渫工事がなされたことにある。野本部長は引き続き調査の必要性があることと、この水域のハゼを食べることは危険であることを指摘した。

 

 なお、記者会見の様子は、翌日の朝日新聞、神奈川新聞としんぶん赤旗が掲載し、テレビ神奈川が報道した。

 

神奈川県保険医新聞より抜粋

(2009年2月15日・第1750号)