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度重なる財務省の医療費抑制に抗議 磯崎院長ら「1分間スト」が話題に【患者説明用の資料がダウンロードできます】

 2026年度診療報酬改定の改定率を巡り、厚労省と財務省との攻防が激化する最中、当会会員の磯崎哲男医師のユニークな取り組みが医療界で話題を呼んでいます。

 

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※小磯診療所より提供

 

 2025年11月28日午前10時30分、磯崎氏が院長を務める小磯クリニック(横須賀市)と県内系列9診療所の医師11名は、財務省の強引な医療費抑制・診療報酬引き下げ要求への抗議として「1分間ストライキ」を実施しました。ストライキと称してはいますが、実態は待合室での患者さんへの周知行動です。当初は1分間を予定していましたが、実際には3分間の診療停止となりました。ただ、その時間も医師以外のスタッフは業務を続けていたため、診療への影響はなかったといいます。

 磯崎氏らは患者さんへの説明に際し、待合室で自作のチラシを配布。チラシには、財務省が財政審分科会で公表した見解を載せ、「この分科会には患者さん側の委員や医療介護関係の委員は一人もいません。こんな改悪が皆さんの知らないところで行われようとしていています。我々はこのような改悪に断固反対します」と書かれています。

 磯崎氏らの説明を受けた患者さんからは、「こんなことが議論されているとは知らなかった」、「患者不在の議論でけしからん」など、賛同する声が寄せられ、クレームは一切なかったとのことです。

 磯崎氏は「これまでストライキなどしたことはなかったが、改定のたびに財務省から医療への圧力が強まっており、許せないという思いが募った」、「医師会や病院団体がマクロに声明を発表するのも大事だが、今回のストライキを通じで草の根でミクロに実情を伝えられたのはよかった」と語っています。

 

草の根の患者周知行動に賛同多数 保険医協会も支持

 この行動は医療系情報サイトのm3.comで報道され、医師専用サイトには全国から賛同コメントが寄せられています。また、地域紙のタウンニュース(横須賀・三浦版)でも報じられました。

 磯崎氏らの今回の行動は、患者負担増などの改悪に反対することへの理解と賛同を世論に広げるための重要な取り組みであり、神奈川県保険医協会として全面的に支持しています。今回、磯崎氏のご厚意により、自作のチラシをご提供いただきました。協会会員をはじめ、市民の皆様には積極的にダウンロードしていただき、独自のスタイルで構わないので世論周知にご活用いただきたいと存じます。

 

小磯診療所・磯崎哲男医師よりご提供いただいたチラシのダウンロードはこちら(PDF)

 

 2026年度診療報酬改定の改定率を巡り、厚労省と財務省との攻防が激化する最中、当会会員の磯崎哲男医師のユニークな取り組みが医療界で話題を呼んでいます。

 

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※小磯診療所より提供

 

 2025年11月28日午前10時30分、磯崎氏が院長を務める小磯クリニック(横須賀市)と県内系列9診療所の医師11名は、財務省の強引な医療費抑制・診療報酬引き下げ要求への抗議として「1分間ストライキ」を実施しました。ストライキと称してはいますが、実態は待合室での患者さんへの周知行動です。当初は1分間を予定していましたが、実際には3分間の診療停止となりました。ただ、その時間も医師以外のスタッフは業務を続けていたため、診療への影響はなかったといいます。

 磯崎氏らは患者さんへの説明に際し、待合室で自作のチラシを配布。チラシには、財務省が財政審分科会で公表した見解を載せ、「この分科会には患者さん側の委員や医療介護関係の委員は一人もいません。こんな改悪が皆さんの知らないところで行われようとしていています。我々はこのような改悪に断固反対します」と書かれています。

 磯崎氏らの説明を受けた患者さんからは、「こんなことが議論されているとは知らなかった」、「患者不在の議論でけしからん」など、賛同する声が寄せられ、クレームは一切なかったとのことです。

 磯崎氏は「これまでストライキなどしたことはなかったが、改定のたびに財務省から医療への圧力が強まっており、許せないという思いが募った」、「医師会や病院団体がマクロに声明を発表するのも大事だが、今回のストライキを通じで草の根でミクロに実情を伝えられたのはよかった」と語っています。

 

草の根の患者周知行動に賛同多数 保険医協会も支持

 この行動は医療系情報サイトのm3.comで報道され、医師専用サイトには全国から賛同コメントが寄せられています。また、地域紙のタウンニュース(横須賀・三浦版)でも報じられました。

 磯崎氏らの今回の行動は、患者負担増などの改悪に反対することへの理解と賛同を世論に広げるための重要な取り組みであり、神奈川県保険医協会として全面的に支持しています。今回、磯崎氏のご厚意により、自作のチラシをご提供いただきました。協会会員をはじめ、市民の皆様には積極的にダウンロードしていただき、独自のスタイルで構わないので世論周知にご活用いただきたいと存じます。

 

小磯診療所・磯崎哲男医師よりご提供いただいたチラシのダウンロードはこちら(PDF)