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能登半島地震、UPZ内も通行止め多数 輪島門前町黒島漁港周辺を視察 公害視察会

 保団連公害環境対策部は9月27日から28日にかけて新潟・能登半島の公害視察会を開催。神奈川からは事務局1名が参加、全国から計17名が参加した。

 初日は現地視察に先立って学習会「能登と原発―1.1地震が明らかにした原子力防災の問題点―」が行われ、理学ジャーナリストの児玉一八氏が講演。能登半島地震で放射線防護施設20施設のうち6施設で損傷や異常が発生したと報告した。また、緊急時防護措置準備区域(UPZ)内も多数通行止めとされ、避難行動が著しく制限されたとした。続いて石川協会・種市靖行理事が地震後の復旧状況を報告。仮設住宅や仮設店舗の整備は徐々に進んでいるが、地域全体の復旧は道半ばであるとした。

 28日には児玉氏がガイドを務め、能登半島の輪島門前町黒島漁港や鹿磯漁港、總持寺祖院、志賀原発周辺を視察。黒島漁港および鹿磯漁港では、海岸の隆起によって地震前は海底だった部分が完全に干上がっている状態が確認された。

(神奈川県保険医新聞2025年10月25日号より抜粋)

 

 保団連公害環境対策部は9月27日から28日にかけて新潟・能登半島の公害視察会を開催。神奈川からは事務局1名が参加、全国から計17名が参加した。

 初日は現地視察に先立って学習会「能登と原発―1.1地震が明らかにした原子力防災の問題点―」が行われ、理学ジャーナリストの児玉一八氏が講演。能登半島地震で放射線防護施設20施設のうち6施設で損傷や異常が発生したと報告した。また、緊急時防護措置準備区域(UPZ)内も多数通行止めとされ、避難行動が著しく制限されたとした。続いて石川協会・種市靖行理事が地震後の復旧状況を報告。仮設住宅や仮設店舗の整備は徐々に進んでいるが、地域全体の復旧は道半ばであるとした。

 28日には児玉氏がガイドを務め、能登半島の輪島門前町黒島漁港や鹿磯漁港、總持寺祖院、志賀原発周辺を視察。黒島漁港および鹿磯漁港では、海岸の隆起によって地震前は海底だった部分が完全に干上がっている状態が確認された。

(神奈川県保険医新聞2025年10月25日号より抜粋)