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医療政策研究室 権丈・慶大教授招き講演会 社会保障論の「通念」を疑え、社会保険は賃金のサブシステム 

2605kouenkai.jpg 医療政策研究室は58日、慶應義塾大学商学部教授・権丈善一氏を講師に招き、「2億円をドブに捨てますか?社会保障を少し知れば、得もするし楽に生きていけるのに」との演題で政策講演会を開催。医師62名、歯科医師32名、マスコミ11名など北海道から宮崎県まで計134名が参加した。

 権丈氏は、社会保障の世界は事実に反する「通念」の宝庫であり、通念を疑い自分の頭で考え抜くことの大切さを強調。日本は社会保障財源の対GDP比が25.3%で仏35.1%より拠出割合が低く、国民負担率もOECDで21番目と低いこと、社会保険料・税負担が賃金より上昇率が高いとする論も規模の大きく異なる伸び率を使った印象操作であることを例示した。

 また医療・介護・年金の社会保険は個々のライフサイクルで生じる「支出の膨張」や「収入の途絶」に対応する、消費の平準化を果たす賃金のサブシステムであると力説。SNSによるアテンション・エコノミーの危険性にも触れ、情報伝達技術と変化の下、ラジオの登場がヒトラーの出現となった歴史を警鐘。総医療費や権力と政策、民主主義など多岐に渡り縦横無尽に展開した。

(神奈川県保険医新聞2026年6月25日号より抜粋)

 

2605kouenkai.jpg 医療政策研究室は58日、慶應義塾大学商学部教授・権丈善一氏を講師に招き、「2億円をドブに捨てますか?社会保障を少し知れば、得もするし楽に生きていけるのに」との演題で政策講演会を開催。医師62名、歯科医師32名、マスコミ11名など北海道から宮崎県まで計134名が参加した。

 権丈氏は、社会保障の世界は事実に反する「通念」の宝庫であり、通念を疑い自分の頭で考え抜くことの大切さを強調。日本は社会保障財源の対GDP比が25.3%で仏35.1%より拠出割合が低く、国民負担率もOECDで21番目と低いこと、社会保険料・税負担が賃金より上昇率が高いとする論も規模の大きく異なる伸び率を使った印象操作であることを例示した。

 また医療・介護・年金の社会保険は個々のライフサイクルで生じる「支出の膨張」や「収入の途絶」に対応する、消費の平準化を果たす賃金のサブシステムであると力説。SNSによるアテンション・エコノミーの危険性にも触れ、情報伝達技術と変化の下、ラジオの登場がヒトラーの出現となった歴史を警鐘。総医療費や権力と政策、民主主義など多岐に渡り縦横無尽に展開した。

(神奈川県保険医新聞2026年6月25日号より抜粋)