神奈川県保険医協会とは
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被爆者と医師が語る、平和への願い 反核医師の会・平和講演会
核戦争防止神奈川県医師の会(反核医師の会)と協会は4月19日、協会会議室にて平和講演会「被爆者と医師が語る、核の実相」を共催で開催し、web・現地合計で44名(マスコミ2名含む)が参加した。
県原爆被災者の会・会長の丸山進氏は、「わたしが見たあの日のヒロシマ」と題し、5歳で被爆した当時を振り返り講演。原爆投下直後、すさまじい熱風で身体中にガラス片が突き刺さり、痛みに耐えながら家族を探し歩いたが姉の遺体は見つからなかったことなど、苦しい記憶をたどった。近年の国際情勢は「非常に危機的な状況」であり、昨年の被団協のノーベル平和賞受賞は国際社会への警告だと訴えた。
牛山元美氏(会代表世話人/さがみ生協眼科・内科)は「臨床医から見た原爆及び原発事故による健康被害」をテーマに、豊富なデータを交え講演。甲状腺検査評価部会(2014~2015)では被爆地区に近い人ほど、10万人あたり患者数で悪性ないし悪性疑い者が多く出たにも関わらず、恣意的な分類変更で「原発事故による被ばくと関連なし」と結論付けられたことを批判した。講演会の様子は翌20日の神奈川新聞で報道された。
なお同日開かれた反核医師の会・総会は代表世話人含む4名が参加。全ての議題が異議なく承認された。
(神奈川県保険医新聞2025年5月5・15日号より抜粋)
核戦争防止神奈川県医師の会(反核医師の会)と協会は4月19日、協会会議室にて平和講演会「被爆者と医師が語る、核の実相」を共催で開催し、web・現地合計で44名(マスコミ2名含む)が参加した。
県原爆被災者の会・会長の丸山進氏は、「わたしが見たあの日のヒロシマ」と題し、5歳で被爆した当時を振り返り講演。原爆投下直後、すさまじい熱風で身体中にガラス片が突き刺さり、痛みに耐えながら家族を探し歩いたが姉の遺体は見つからなかったことなど、苦しい記憶をたどった。近年の国際情勢は「非常に危機的な状況」であり、昨年の被団協のノーベル平和賞受賞は国際社会への警告だと訴えた。
牛山元美氏(会代表世話人/さがみ生協眼科・内科)は「臨床医から見た原爆及び原発事故による健康被害」をテーマに、豊富なデータを交え講演。甲状腺検査評価部会(2014~2015)では被爆地区に近い人ほど、10万人あたり患者数で悪性ないし悪性疑い者が多く出たにも関わらず、恣意的な分類変更で「原発事故による被ばくと関連なし」と結論付けられたことを批判した。講演会の様子は翌20日の神奈川新聞で報道された。
なお同日開かれた反核医師の会・総会は代表世話人含む4名が参加。全ての議題が異議なく承認された。
(神奈川県保険医新聞2025年5月5・15日号より抜粋)