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コロナと医療崩壊 人災としてのパンデミックから何を学ぶか 新年文化講演会 

20220120sinnen.jpg 協会は1月20日、2022年新年文化講演会をWEB配信にて開催。NPO法人医療問題研究会・副理事長で医師の本田宏氏が「コロナと医療崩壊 人災としてのパンデミックから何を学ぶか」をテーマに講演した。会員のほか国会議員や各地域医師会・医療関係団体役員、他協会理事長・会長など111名が参加した。

 講演に先立って田辺理事長は、コロナ対応により、協会活動も様々な変化を迎えたことに触れ、東日本大震災後に開催された第3回国連防災世界会議で公式に定義された「より良い復興―Build Back Better(ビルド・バック・ベター)」を引き合いに出し、創造的復興―災害の発生後の復興段階において、次の災害発生に備えて、より災害に対して強靱な地域づくりを行うという考え方を協会活動にも当てはめ、コロナ禍を機に活動の創造的転換を図りたいと今後の展望を語った。

 講演では本田氏が、日本は新型コロナ死者数が東アジアで最多だったにもかかわらず、欧米より少ないと喧伝され、オリ・パラは強行開催したことや、自宅療養による死亡者が多発する事態となったことを回顧。医師の絶対数不足による医療崩壊の危険性を20年以上訴え続けてきたが、メディアが報じない医療体制の問題について列挙し、日本の医療制度の在り方について問い、国民の関心が医療に向いている今こそ医療制度を大きく変える千載一遇のチャンスであると訴えた。

(神奈川県保険医新聞2022年2月5日号より抜粋)

 

20220120sinnen.jpg 協会は1月20日、2022年新年文化講演会をWEB配信にて開催。NPO法人医療問題研究会・副理事長で医師の本田宏氏が「コロナと医療崩壊 人災としてのパンデミックから何を学ぶか」をテーマに講演した。会員のほか国会議員や各地域医師会・医療関係団体役員、他協会理事長・会長など111名が参加した。

 講演に先立って田辺理事長は、コロナ対応により、協会活動も様々な変化を迎えたことに触れ、東日本大震災後に開催された第3回国連防災世界会議で公式に定義された「より良い復興―Build Back Better(ビルド・バック・ベター)」を引き合いに出し、創造的復興―災害の発生後の復興段階において、次の災害発生に備えて、より災害に対して強靱な地域づくりを行うという考え方を協会活動にも当てはめ、コロナ禍を機に活動の創造的転換を図りたいと今後の展望を語った。

 講演では本田氏が、日本は新型コロナ死者数が東アジアで最多だったにもかかわらず、欧米より少ないと喧伝され、オリ・パラは強行開催したことや、自宅療養による死亡者が多発する事態となったことを回顧。医師の絶対数不足による医療崩壊の危険性を20年以上訴え続けてきたが、メディアが報じない医療体制の問題について列挙し、日本の医療制度の在り方について問い、国民の関心が医療に向いている今こそ医療制度を大きく変える千載一遇のチャンスであると訴えた。

(神奈川県保険医新聞2022年2月5日号より抜粋)