保険医の生活と権利を守り、国民医療の
向上をめざす

　JOY会は5月15日、第40回研究会を開催。「口から支える健康寿命～"食べる力"の医療とケア～」をテーマに、神奈川歯科大学全身管理歯科学講座障害者歯科分野・教授の小松知子氏を招き、会場・WEB合わせて58名が参加した。

　小松氏は、重症認知症患者の多くは摂食嚥下障害を伴い、死の転帰をたどるというグラフを提示し、「食べる」ことと生命維持の関係を解説、口腔状態の悪化は全身の虚弱と関連しているとした。また、オーラルフレイルがフレイルを招く原因の一つであることを示し、日常の口腔ケアが健康寿命を伸ばすことにもなると締めくくった。

（神奈川県保険医新聞2025年6月25日号より抜粋）