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公害環境対策部 市民公開講演会 福島の小児甲状腺がんの6割に原発事故の影響

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 神奈川県保険医協会・公害環境対策部は2016年7月16日に市民公開講演会を開催。講師に京都工芸繊維大学名誉教授の宗川吉汪(そうかわむねひろ)氏を迎え、「福島原発事故による小児甲状腺がん発症の証明」をテーマに講演。43名が参加した。

 氏は福島県民健康調査を基に、初期の3年間に実施した先行検査で観測された小児甲状腺がんを敢えて自然発生と捉えた上で、先行検査とその後実施されている本格検査の信頼区間をそれぞれ統計学的に算出。その結果小児甲状腺がん発症者の少なくとも6割が今回の原発事故により発生していると指摘。このことを踏まえて早期発見と治療、補償などが必要だとした。

 宗川氏の講演後、座長を務めた野本理事から甲状腺の触診方法を説明。丸めたティッシュペーパーを腫瘍に見立て、感触を確かめながら丁寧に解説した。

(神奈川県保険医新聞2016年8月25日号より抜粋)

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 神奈川県保険医協会・公害環境対策部は2016年7月16日に市民公開講演会を開催。講師に京都工芸繊維大学名誉教授の宗川吉汪(そうかわむねひろ)氏を迎え、「福島原発事故による小児甲状腺がん発症の証明」をテーマに講演。43名が参加した。

 氏は福島県民健康調査を基に、初期の3年間に実施した先行検査で観測された小児甲状腺がんを敢えて自然発生と捉えた上で、先行検査とその後実施されている本格検査の信頼区間をそれぞれ統計学的に算出。その結果小児甲状腺がん発症者の少なくとも6割が今回の原発事故により発生していると指摘。このことを踏まえて早期発見と治療、補償などが必要だとした。

 宗川氏の講演後、座長を務めた野本理事から甲状腺の触診方法を説明。丸めたティッシュペーパーを腫瘍に見立て、感触を確かめながら丁寧に解説した。

(神奈川県保険医新聞2016年8月25日号より抜粋)