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早期治療・合併症予防のための2型糖尿病治療アルゴリズムを詳説 第52回糖尿病ネットワーク研究会

 研究部は216日、第52回糖尿病ネットワーク研究会をWEBライブ配信で開催。「広がりゆく糖尿病治療の選択肢」をテーマに、岩手医科大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科分野教授の石垣泰氏が講演し、69名が参加した。

 氏は糖尿病診療で大切なことは早期治療介入および治療継続による合併症予防とし、初診時に治療継続の重要性を必ず伝えることや、治療中断をなくすため患者の経済状況を把握し考慮すること、患者が気持ちよく通院できるようなコミュニケーション(できたことを褒める等)をとることの重要性を指摘した。

 また2022年に日本糖尿病学会から示された2型糖尿病の薬物治療アルゴリズムの活用が望まれるとし、肥満と非肥満など病態に応じた薬剤選択や、慢性腎臓病や心不全、心血管疾患などの併存疾患に対する薬剤の有効性などを解説。新薬イメグリミンの位置付けとして、膵作用と膵外作用を併せ持ち、肥満・非肥満患者双方に処方できると解説した。

(神奈川県保険医新聞2023年3月25日号より抜粋)

 研究部は216日、第52回糖尿病ネットワーク研究会をWEBライブ配信で開催。「広がりゆく糖尿病治療の選択肢」をテーマに、岩手医科大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科分野教授の石垣泰氏が講演し、69名が参加した。

 氏は糖尿病診療で大切なことは早期治療介入および治療継続による合併症予防とし、初診時に治療継続の重要性を必ず伝えることや、治療中断をなくすため患者の経済状況を把握し考慮すること、患者が気持ちよく通院できるようなコミュニケーション(できたことを褒める等)をとることの重要性を指摘した。

 また2022年に日本糖尿病学会から示された2型糖尿病の薬物治療アルゴリズムの活用が望まれるとし、肥満と非肥満など病態に応じた薬剤選択や、慢性腎臓病や心不全、心血管疾患などの併存疾患に対する薬剤の有効性などを解説。新薬イメグリミンの位置付けとして、膵作用と膵外作用を併せ持ち、肥満・非肥満患者双方に処方できると解説した。

(神奈川県保険医新聞2023年3月25日号より抜粋)