神奈川県保険医協会

2019年魚類実態調査 マハゼの採取量が減少 港の浚渫が影響か  

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 公害環境対策部は11月17日、魚類実態調査を実施し、野本部長をはじめ高橋・二村部員が参加した。今回の調査では長浦湾(6匹)や鶴見川の河口付近(5匹)ではマハゼが採取され、外観上の奇形などは確認されなかったが、横須賀基地前ではマハゼの採取自体が出来なかった。基地前では原子力空母の母港化に伴う浚渫工事の影響か、ここ数年マハゼの採取量が極端に少なくなっている。今後は骨格異常や重金属汚染の状況などについて、さらなる検討を予定している。魚類実態調査は横浜や横須賀の沿岸における環境汚染の状況を調査するため、マハゼを対象に外観上の奇形や骨格の異常、重金属汚染の状況などを確認しているもの。特に1998年からは、米海軍の横須賀基地前の状況をモニタリングするため実施しており、基地に近い長浦湾や鶴見川の河口付近も比較対象として、調査場所による汚染度の差や経年的な状況の変化などを分析。基地前での奇形率や重金属による汚染度の高さなどをこれまで医療研で報告していた。

(神奈川県保険医新聞2019年12月5日号より抜粋)