スマートフォン版へ

  1. HOME
  2. 神奈川県保険医協会とは
  3. 私たちの考え
  4. 地域医療対策ニュース 「県『医療のグランドデザイン案』を公表 知事、"医学部新設"の方向性を強引に追記」

地域医療対策ニュース 「県『医療のグランドデザイン案』を公表 知事、"医学部新設"の方向性を強引に追記」

 神奈川県は4月17日、10年後の医療の方向性・取り組みを示す『神奈川県医療のグランドデザイン』最終案を公表した。

 

 デザイン案では、(1)総合特区内での自由診療推進や医療ツーリズムを想定した医学部の新設、(2)『延命治療の有無の意思表示カード』の導入、(3)医療職の職域拡大、(4)県独自の『マイカルテ』の導入―等が盛り込まれている。

 黒岩知事は、昨年末の中間とりまとめ時に県内の医師不足を理由に医学部新設を強引に打ち出したが、今回の取りまとめでは、「医学部新設は医師不足対策ではなく、特区を利用し日本の医療に風穴を開けることがメイン」と強調している。最終報告書では、医学部新設と医学部の定員増との両論併記だったが、知事の強い意向で医学部新設の方向性が追記された。

 特区は、健保法や医療法などの法規制に特例を設け、医療機関の開設許可や病院の人員基準、安全管理基準の緩和が想定されており、“実験的医療”が行われる危険性が高い。

 このほか、医療職の職域拡大、延命治療の有無の意思表示カードや『マイカルテ』の導入など、慎重な議論を要するものも多く盛り込まれている。

 さらに、県では昨年「神奈川県歯及び口腔の健康づくり推進条例」が施行されたにも関わらず、グランドデザインには歯科医療に関する記述が一切ない。“歯科軽視”ではなかろうか。

 

FAXでパブリックコメントが提出できます!

積極的にご提出ください!〆切は5/17(木)

 

 神奈川県保険医協会では、上記各項目について地域医療対策部長名でパブリックコメントを提出 (←クリックすると、PDFファイルで閲覧できます) 。会員の先生方も是非、積極的にご意見を提出いただきたい。

 詳しい資料は、県医療課TEL045-210-4860より取り寄せができるほか、県のホームページhttp://www.pref.kanagawa.jp/prs/p470062.htmlからも閲覧可能。

 県への提出とあわせ保険医協会FAX045-313-2113にもご送信戴ければ幸いです。

  

 ⇒FAX用パブコメフォーマット (PDFファイル・ダウンロードできます) 

【パブコメ記載例】

 

◆医学部新設は、病院からの教員引き上げ等で地域医療に多大な影響を及ぼすばかりでなく、将来的な人口減に対し医師過剰をもたらす懸念がある。撤回すべき。

◆グランドデザインにおける医学部新設は、総合特区内で自由診療や医療ツーリズムを行う医師の養成を想定しており、地域医療を守る視点から有効ではない。撤回すべき。

◆『延命治療の有無の意思表示カード』の拙速な導入は、医療現場に混乱をもたらすため慎重に。

◆人命を預かる職の技能は慎重に認定されるべきであり、県独自での職域拡大の議論は拙速である。

◆歯科医療の充実及び歯周疾患検診をはじめとする口腔保健の推進について盛り込むべき。

 

※郵送提出の場合:

〒231-8588(住所は記載不要)神奈川県保健福祉局保健医療部医療課調整グループ 宛