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政策部長談話 「エンシュア・リキッドの代替品の臨時的な保険使用を」

エンシュア・リキッドの代替品の臨時的な保険使用を

 

神奈川県保険医協会

政策部長  桑島 政臣


 東日本大震災で亡くなられた皆様に心よりお悔やみ申し上げます。また被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

 大震災による医療現場の混乱が続いています。寝たきりの在宅患者や手術後の患者に必須の、栄養補給剤「エンシュア・リキッドの欠品」が全国で懸念されておりますので、至急に対応方を政府・関係方面にお願いするものです。

 

 栄養補給剤「エンシュア・リキッド缶」「エンシュア・H缶」は、その大半をアボットジャパン株式会社が販売しております。今回の大震災により、仙台の製缶工場が甚大な被害を受け、供給再開の見込みは5月下旬とされております。この代替品は大塚製薬の「ラコール」がありますが、全国の需要を満たすまでにはいたりません。

 

 エンシュア・リキッドは医療用医薬品として保険適用されたものとは別に、処方箋のいらない一般用医薬品が販売されております。これは代替品として利用は出来ますが、医療保険が効きません。つまり患者の全額負担となります。

 

 このことは被災地の患者はもちろんのこと、被災地以外でも事情は同じです。

 

 この様な事態を踏まえ、一時的、時限的に一般用医薬品のエンシュア・リキッドを保険適用し、医療現場で円滑に利用できる措置を講じるよう厚生労働省に求めます。

 

 具体的には、療養費払いの適用とし、医療機関の代理受取とし、患者の経済的負担の軽減をはかっていただき、被災者については治療費「免除」を適応するようお願いします。

 

 現状に応じた、政府・関係方面の英断をお願いします。

2011年3月28日