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地域医療対策部ニュース 「神奈川県、保健医療計画・改定『素案』に『医学部新設』盛り込む! 反対多数の審議会論議を無視」

神奈川県 保健医療計画・改定「素案」に「医学部新設」盛り込む!

「反対」多数の審議会論議を無視 1/25締切でパブコメ募集中

准看護師養成廃止の『合意』内容も明記 至急現場の意見の提出を

 

◆医学部新設は国際戦略総合特区を活用!  知事の執念、強硬姿勢崩さず

 神奈川県は第6次となる保健医療計画の「改定素案」に、「開かれた医療の取組み」とし“医学部新設”を盛り込んだ。審議会で「反対」多数となった議論を無視したこの素案に早くも批判が上がっている。県は現在、1月25日(金)締切でパブリックコメントを募集している(詳細は下段参照)。

 この保健医療計画は県の保健医療システムの基本方向と目標を定めた医療法に基づく法定計画。2次医療圏ごとの病床数規制や医療提供体制の整備などが盛り込まれる。今回の改定は第6次となり、期間は平成25年度(2013年度)から平成29年度(2017年度)までの5年間。この改定は(1)4疾病5事業等の医療連携に精神疾患と在宅医療が加わったことへの対応と、(2)昨年問題となった「神奈川県の医療グランドデザイン」との整合をとるためのものとなっている。

 素案は第1部「総論」、第2部「各論」、第3部「各地域の課題と施策の方向性」、第4部「計画の推進」の4部構成。医学部新設は、第2部の第6章「患者の視点に立った質の高い医療体制の整備」の中の第8節「開かれた医療の取組み」で「県として国際戦略総合特区制度を活用し、国際的な医療人材が育成され、交流することができる医学部の新設に向けた検討を進めていきます」とある。

 県の医療課は、「審議会の反対意見は尊重するものの“素案”段階であり確定はしていない、広くいろんなところから意見を戴きそれとともに検討したい」としている。

 地域医療に貢献しない、総合特区での医学部新設は医療秩序を壊す危険性が高い。将来の人口減少を踏まえ、既設大学の「定員増」での対応が現実的―が医療界の趨勢である。見識ある計画が必須だ。

 

◆准看養成廃止も今計画に盛り込む 圧倒的な看護職員不足に無理解

 今計画「素案」では昨年、県医師会と知事とで苦渋の「合意」となった准看護師養成廃止問題についても、県立施設での平成25年4月入学生で最後、民間養成施設への運営補助金は平成27年度入学生までと明記した。圧倒的な看護職員不足の当県で代替数の担保もない准看護師養成廃止は、現場の混乱と第一線医療の崩壊を引き起こす危険性が高い。現実を見ない、短兵急な看護資格の一本化は禍根を残す。 

 

◆パブリックコメントで現場の意見を集中し反映させましょう

 パブリックコメントは、県のホームページ( 「神奈川県保健医療計画改定素案」に関する意見の募集について )からメールで提出できるほか、FAX(045-210-8856)、郵送(〒231-8588 神奈川県 保健福祉局 保健医療部 医療課 調整グループ 宛)の3つの方法で可能。

 その際、年齢、性別、対象ページ(記入例:〇〇ページ)、意見―の4つを記載することとなる。「素案」は県のホームページに掲載されている。問題の医学部新設は105ページ、准看護師養成廃止は79ページにある。尚、担当の医療課への電話照会は045-210-4865。

 医療担当者として、医療現場を踏まえた先生方のご意見を是非、ご提出願いたい。尚、別紙のFAXを県に提出の際は、あわせて保険医協会へもFAX(045-313-2113)戴ければ幸いです。

 

※FAXまたは郵送でパブコメを送付される際は、↓↓↓の用紙をダウンロードしてご利用ください

パブコメ提出用紙 (pdf)