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2012年新年のご挨拶(理事長 池川 明)

神奈川県保険医協会理事長  池川 明 明けましておめでとうございます。

 

 昨年の東日本大震災とその後の放射能汚染により、文字通り国のあり方が問われた一年であったと思います。まだまだ長く復興まで時間を要すと思いますが、その中でも力強く復興を目指す現地の人と、現地の困難に共感し実際に支援に駆けつけた多くの人々に、これからの日本の希望を見た思いがいたします。私どもも微力ながら、皆様からお預かりした浄財を現地の仲間に直接届けて、現地を応援させていただきました。ご支援いただいた会員の皆様に、この場をお借りして深くお礼申し上げます。

 

 さて、今年はTPP問題だけでなく、共通番号制度など、医療を直撃する大問題が議論される年になります。さらに産科無過失補償制度と同様の制度が産科から他科に広がろうとしております。この制度は、責任のない民間の機関が多額のお金を集め運用するというだけでなく、医療事故に対して裁判機能も持ち合わせており、さらに裁判の訴えを妨げないことから、医療裁判が増えるであろうと予想される、問題のある制度です。

 

 今年は、恐らく今後の日本医療を規定する制度が出来上がる分水嶺となる一年になるでしょう。今後も国民を向いた医療が続けられるように、私どもはこれらの制度がどのようになるのか、今まで以上に注視し、かつ運動を強化する必要があります。

 

 昨年、医師が立ち上がり、ドクターズウォークで自らの意思表示を行動で示す試みがなされました。今後、ますます自らの主張を、この試みのように外に伝える必要が強くなる年でもあります。事務所の被災から新しい事務所移転を昨年11月にいたしました。心機一転皆様と一緒に医療運動を強化する転機となることを誓い、年頭の挨拶とさせていただきます。

 

 皆様にとって素晴らしい一年になることを祈念いたしております。

 

平成24年1月1日

神奈川県保険医協会 理事長  池川 明