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予防接種テーマに岡部氏が講演 便益と副反応、科学的に説明を

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 6月28日、地域医療対策部は川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦氏を講師に招き、地域医療学習会「予防接種の歴史と今日の課題」を開催。53名が参加した。

 岡部氏は、江戸後期の種痘から続く日本の予防接種の歴史を、国内外の社会情勢と各種感染症の発生状況変化、予防接種法改定の変遷とともに詳述。医療者は疾病予防の必要性と副反応・有害事象の存在という矛盾を抱えているとし「バランスを常に科学的・社会的に考え、適切な説明と意見を聞くことが大切」と強調した。

 また、現在の麻疹、風疹対策にみられる成人ワクチンの課題に加え、HPVワクチンについても言及。「接種したという一連の出来事によって影響を受けたことは事実」とし、支援の責任は国や自治体にあるとした。勧奨再開に向けては、医療者の知見の蓄積、対象年齢や回数、制度等の見直しとスムーズな接種ができる環境整備が急がれると説いた。

(神奈川県保険医新聞2019年7月25日号より抜粋)