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経営研究会 クレーマー対応の基礎 「異議」か「粗暴」か見極めを

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 神奈川県保険医協会・税対経営部は2009年9月16日、第3回経営研究会を開催。「医療法務弁護士から見た―患者クレーム対応の処方箋」をテーマに、井上法律事務所弁護士の井上清成氏が講師を務めた。

 井上氏はまず、ここ10年位前から新聞で「医療ミス」という記事が大きく取り上げられるなど、最近では医師に対しクレームをいう患者が急増していることに触れた。年間1千件弱の新規訴訟提起があることや、調停、示談折衝、賠償クレームは訴訟の何倍あるか―。医療機関が現場で抱える紛争が増えている状況を説明した。

 クレーマーに対応するには、「納得できない」という患者の主張に対し、「不確定概念への備えが大切」と注意。クレーマーを類別すると、「理解できないので納得できない」(知的)、「理解はできるが納得できない」(心情的)、「真相が知りたい」(強い不信感)など、医療側が何度説明しても「納得できない」という不確定概念に振り回されると説明した。

(神奈川県保険医新聞2009年10月15日号)

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 神奈川県保険医協会・税対経営部は2009年9月16日、第3回経営研究会を開催。「医療法務弁護士から見た―患者クレーム対応の処方箋」をテーマに、井上法律事務所弁護士の井上清成氏が講師を務めた。

 井上氏はまず、ここ10年位前から新聞で「医療ミス」という記事が大きく取り上げられるなど、最近では医師に対しクレームをいう患者が急増していることに触れた。年間1千件弱の新規訴訟提起があることや、調停、示談折衝、賠償クレームは訴訟の何倍あるか―。医療機関が現場で抱える紛争が増えている状況を説明した。

 クレーマーに対応するには、「納得できない」という患者の主張に対し、「不確定概念への備えが大切」と注意。クレーマーを類別すると、「理解できないので納得できない」(知的)、「理解はできるが納得できない」(心情的)、「真相が知りたい」(強い不信感)など、医療側が何度説明しても「納得できない」という不確定概念に振り回されると説明した。

(神奈川県保険医新聞2009年10月15日号)