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ランチョンセミナー(歯周病)

これからの歯科医療~戦略の指針~

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 歯科医療は、歴史的な背景から、保存、補綴、矯正、抜歯といわゆる口腔外科治療が主であります。近年では、外科的手法でない、重度の慢性歯周炎に対して内服による抗菌薬を用いた治療や、口腔乾燥症、味覚障害、口臭症、口内炎、口臭症に対して従来からの西洋薬で対応できない場合には漢方薬の有効性が報告されてきています。

 このような時代背景から、今後の歯科医療において、口腔外科的は治療と共に、口腔内科的発想による歯科医療の普及が大切であると思います。つまり、口腔をひとつの臓器を捉え、口腔疾患に対して、検査、診断、投薬という内科的治療を、口腔内科と提唱してきました。特に、この数年に、う蝕や歯周病治療に細菌数を同定する唾液検査が普及し、内服による慢性重度の歯周炎に対して歯周病抗菌薬物療法が普及したと思います。

 

演者

大阪歯科大学歯科医学教育開発室教授 王宝禮氏

 

(会場:5階「日輪Ⅱ+Ⅲ」)


 

抄録はこちら→28thiryouken.png

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