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第484回月例研究会講演要旨(2010年5月27日開催)

第484回月例研究会講演要旨(2010年5月27日開催)

テーマ 「臨床医が知っておきたいパーキンソン病の診断と治療」

講 師 北里大学神経内科学 望月 秀樹


パーキンソン病

 

 近年、高齢化社会になり高齢者に発症する神経変性疾患の数も上昇し大きな社会問題になっています。この変性疾患のうち二番目に多いパーキンソン病は、マイケルJフォックスやモハメッド・アリなどがこの病気に罹患しています。彼らは、病気と戦いながら治療のための財団などを設立しているためにこの病気のことも一般のかたにも知られるようになり、医療機関を受診する方が増えてきました。もちろん、高齢発症の病気であるために、高齢社会の今年々患者数が増加しています。そのために、専門外の先生方もパーキンソン病の患者さんを診察する機会が増えていると思います。今回は、臨床医が知っておきたいパーキンソン病の診断と治療と題して、わかりやすく病気の診断法、治療法を説明します。

パーキンソン病の症状は、手の震えや体の固さが出現することが特徴です。転びやすくなり、歩き方が小刻みになります。顔の表情が乏しくなり、食事がうまくできないひともいます。しかし,現在では適切な診断がつけば、症状の一部は軽快します。L-dopa剤が中心となり、ドパミンアゴニストなどいくつかの補助剤が使用できますので、治療のコツについて説明します。また、症状を治すだけでなく、病気自体を治すことを目的として遺伝子治療や再生医療の研究も多くの研究者が取り組んでいます。最新のトピックスについても概説いたします。

 

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